構造の気密測定
- 2019年07月12日
- 現場進捗状況
気が付けば創業106年!!
自社大工が建てる性能のある家を、地元静岡清水を中心に建設しております。
性能とは、どんな性能かと申しますと、
■耐震性能
■断熱性能
■劣化対策性能
■可変性能
■維持管理性能
■気密性能
・・・・などなど。
上記のうち、気密性能以外の項目は、住宅の性能表示制度の評価項目でもあるので、
第三者的な評価機関によって厳しく審査されて、性能を数値で表すようにしております(全棟)。
ですから、何の根拠もなく自社基準で「耐震性能も省エネ性能も高い家だ!!」
と言っている家とは違います。
そして一番大切なのが、一番下の気密性能。
実はこの気密性能は、明確な数値基準が無く、測定義務も無いため
殆どの会社で測定していないという事実を皆様ご存知でしたでしょうか?
気密性能はC値(シーチ)と呼ばれる値(小さい値程高性能)で評価します。
高気密住宅と呼んでいいC値の値も明確でないので、
C値0.7~2.0位の数値しか出ていないのに、
「高気密」と宣言している会社が溢れています。
気密性能が低い(C値が大きい)という事は、断熱工事が適当に行われているという事。
断熱工事が適当という事は、壁の中にスカスカな部分があるという事。
スカスカな部分があるという事は、断熱性能が低下してしまうだけでなく、
その隙間に湿気が多く含まれた空気が入り込むことによって、
結露するリスクが高くなるという事。しかも壁の中という見えない場所で・・・
気が付いたら壁の中がカビで真っ黒け・・・
なんか体が痒いな・・・
咳が多いな・・・
大功の家では、建設中と完成の2回、気密測定を実施しております。
断熱工事が終わり、壁の仕上げ工事に入る前に、隙間が無いかをチェックし、
基準値を下回らないと次の工程に進めないようにしています。
今、建設中の堀込の家でも先日測定し、十分な気密性能があることが確認できました。
C値=0.3。引き違いの窓が多い中、ギリギリでしたが数値クリアー!!
安心して次の工程に進めております。
気密性能いくつですか?
今度、住宅展示場で聞いてみて下さい!!