樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

家の隙間はどのくらい?気密測定 「羽鳥の家」・・・その9

家の性能を示す数値には様々なものが有ります。Q値、Ua値、ηa値、C値・・・など。Q値(きゅーち)、Ua値(ゆーえいち)は、家の断熱性能を表す数値で、ηa値(いーたえいち)は、夏の日射が住宅内に入る割合を表す数値で、C値(しーち)は家の隙間の大きさを表す数値で、それぞれ数値が小さいほど良いとされています。



 

この中で一つだけ仲間はずれなのがC値。その他の数値は、設計の工夫や予算によって、いくらでも小さくすることが出来る「机上の数値」で、C値は現場での試験によってしか得られない数値という事です。

 

例えば断熱性能を表すQ値やUa値が設計上とても小さくて性能が良かったとしても、断熱・気密工事が適当だと数値で表されるような性能は得られません。そこで決められた断熱材を綺麗に確実に取り付けた後に、気密工事も確実に行われているのかを実際に調べることが大切だと考えています。

 

大功の家では気密試験を、断熱工事が終了した時点とお引き渡し時の2回、全棟で行う事を決めております。今回は羽鳥の家で断熱工事が完了した1回目の測定を行いました。

 

測定結果は0.27㎝2/㎡。家全体の隙間を合計した数値が38㎝2。6㎝×6㎝くらいの大きさの隙間と想像してください。結果は大功の家での平均値位。社内基準値より下回っていたので断熱&気密工事が合格という事で、次工程に進むことになります。

2016-02-12 10.31.06_R

 

大工工事ももう少し、工程が厳しいですが、引き続き宜しくお願いします^^