樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

大功の家づくり紹介①(基礎編)

大功の家ってどんな家?

 

一言ではなかなか説明が難しいので

これから何回かに分けて

大功の家づくりのコンセプトを

お伝えしていきます。

 

先ずは基礎。

何事においても基礎って重要ですよね。

家づくりにおいてもとても重要で、

建物の力をしっかりと地面に伝えるという

役目を担っております。

 

建物の耐震性を高く建てたとしても

基礎が建物の力に耐えられないようでは

まったく意味がありません。

 

中古住宅を耐震改修する場合も

基礎の補強計画がとても重要です。

 

建物の強度以上に

建物の耐久性以上に

基礎を考える必要があります。





 

大功の家は全棟長期優良住宅なので

適切なメンテナンスを行うことで

100年以上は居住できる設計をしています。

 

一般的な基礎(強度24N/m㎡)の場合、

計画共用期間は標準の65年程度。。。

長期優良住宅の定める期間、強度は担保されません。





 

そこで大功の家では100年以上の強度が担保されるよう

30N/m㎡の高強度のコンクリートを採用しております。

 

さらにコンクリート基礎で注意すべきことは

鉄筋の被り厚さ

つまりコンクリート表面から鉄筋までの距離です。





 

基礎の立ち上がりは40mm以上

基礎の底盤は60mm以上と定められております。

 

コンクリートはアルカリ性なので

中に埋め込まれている鉄筋は錆びないのですが

空気中の二酸化炭素などの影響で

コンクリート表面側から徐々にコンクリートが

中性側に変化して錆びやすい状況になります。



(参照:コンクリートメディカルセンターHP)

 

鉄筋が錆びると錆びの分だけ膨張し

その膨張圧でコンクリートにひび割れが生じ

コンクリートの強度が急激に低下します。

 

そこで大功の家では中性化速度を遅らせる為、

コンクリート基礎幅を一般的な150mmではなく

180mmと30mm大きく設計しております。

さらに30N/m㎡と強度を増すことでも

中性化速度を遅らせることが出来るので安心です。



 

そして現場が設計通りに施工されているか

確認することが一番大切です。

鉄筋検査はもちろんですが、

型枠検査、コンクリート強度試験も大切です。



 

単純に鉄筋が太くてピッチが狭いというだけ

善し悪しを判断するのは危険ですよ!