コロナ禍での換気
- 2021年01月21日
- 家づくり全般
気が付けば、創業108年!
次の100年を見据えて、大功の家の土台を更に鍛えます!
コロナの感染拡大が中々収まらない状況で
月末に予定しておりましたオクシズ森林の市のイベントも
中止するとの判断が静岡市より下されました。
外部のイベントの中止、静岡県の警戒レベルの引き上げなどで
ますます家の中で過ごす時間が増えていきますね。
我が家も先週末は家に籠り、家族麻雀を楽しみました(笑)
そこで注目されているのが家庭内での感染対策。
特に換気に関しては耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
一番効果が高い換気は、家の窓を全て開けること!
ですが、寒いですよね~
そこで活躍するのが換気扇!(当たり前ですけど・・・)
2003年の建築基準法改正によって全ての家に
24時間換気システムの導入が義務化されておりますので
最近の家には何らかの機械が付いていると思います。
昔の家でしたら、台所の換気扇くらいは付いていますよね!
換気扇を回せば室内の空気は外に排出されていきますが、
”換気”が十分されているかは別問題です。
つまり、家の中の隅々までの空気が入れ替わっているかどうかは
「微妙」
ということです。
台所の換気扇を回した時に、調理の煙は排気できるけど
リビングまでの空気は動いていないということ。
建築用語的に言えば、ショートサーキットを起こしてしまっています。
何故か?
気密が十分保たれた家ではないからです。
こちらの絵は、過去の記事でも何回も登場しておりますが、
気密性能が1.0(㎝2/㎡)の一般的に高気密住宅と呼ばれている家でも
50%の空気は予定していない隙間から空気が入ってきてしまいます。
つまり、100の空気を換気扇で排気した時に
50の空気は計画した給気口から入ってきますが
残りの50の空気は、入ってきては困るところから
壁の隙間を通って侵入してきてしまっている状況です。
より計画的に換気をするためには、
より効果的に換気扇を動かすためには
少なくとも気密性能値で0.3、すなわち95%くらいの空気は
計画的に流れるようにすべきだと私は考えており
大功の家の気密性能基準を定めております。
せっかく付けた換気扇!
十分に活用して、家族の健康を守りたいですよね!