木こりツアー2016☆植林~工場見学
- 2016年04月25日
- SGEC森林認証材委員会 | 木こりツアー

今年度の第1回目となる木こりツアーに参加してきました。今回のツアーは植林と工場見学がメインスケジュール。天気が心配されましたが、無事に全工程を消化することが出来ました。
始めに山を管理するソマウッドの久米さんより、木こりの仕事の事、なぜ山の木を切る必要があるのかを、子供達にも分かり易い言葉で丁寧に話して頂きました。今回、第一テレビのカメラも入っていたので、いつもより熱心に話していたような。。。
今回の様子が、5月6日(金)夕方6時の第一テレビの番組で5分程放送されるようです。
体験林業という事で、間伐という作業のお手伝いを子供達にしてもらいました。間伐とは、成長が遅いものや曲がった木などを伐採し、太陽の光をより当てることで周りの木々をより成長させるための作業です。木の成長に必要なのは、水や栄養よりも太陽の光だと初めて知りました。
皆で力を合わせて倒した木を使い、チェーンソーを使っての玉切り体験を子供達にやってもらいました。意外とチェーンソーが子供達には重くて大変だったようですが、この重さを利用して切ることが真っすぐ切るコツのようです。
次は植林体験。昨年度に建てた羽鳥の家の大黒柱は、実は今回のイベントの開催場所の山から切り出されたもの。こちらがその時の切り株。今ではこの森の象徴的な切り株となりました。
無事に家が建ち、お引き渡しも済ませたので、山に「ありがとう」の気持ちを伝える意味で植林活動に参加しました。お施主様は残念ながらお仕事の都合で不参加でしたので、私がその分、沢山植えてきました。
色々な根っこが多くて掘るのが大変でしたが、200本のヒノキの苗木を皆さんで手分けして全て植えました。テレビ取材で来ていたカメラマンさんやスタッフの方々にも手伝って頂きました。
今はまだ小さな苗木ですが、直ぐに子供の背を超え大きく育っていくことと思います。
こちらは2年前に植えたものですが、既に私よりも背が高く・・・少し斜めになってしまっているのが残念ですが、元気にスクスク育っていてくれて嬉しかったです。
場所を富士ひのき加工協同組合の工場に移し、山で切られた丸太が柱や土台に製材される過程を見学して頂きました。丁度時期的に伐採期だったこともあり、工場には約2000本もの丸太が所狭しと積み上げられておりました。
工場内は殆どが機械化されていて、広い工場の中には作業員の方が7名ほどしかいないようです。これだけの多くの丸太を加工するとは、まだまだ建築業界は忙しそうですね^^
製材の過程で出るチップをいつもお土産に頂いて帰るのですが、ヒノキの殺菌作用からか、庭に撒いておくと雑草が生えてこないのでとても助かっております。今回も沢山頂いてしまいました。
最後は同じ断面の大きさの木にのって、見た目同じでも木の力の違いがあることをクイズ形式で体験して頂きました。人間に個性が有るように、木も1本1本違います。その個性を我々が把握し、適材適所に上手に木を使っていく必要があります。
次回の木こりツアーは、夏休みの8月6日(土)です。カブトムシの掴み捕りなど、子供達が楽しめる企画も準備中!! 多くの皆様の参加をお待ちしております。
参加申し込みはこちらからお願いします。