樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

住宅医のお勉強

住宅医とは、正に家のお医者さん。家の状態を適切に把握して、お客様の要求を満たしながらどの様な対応が出来るかのスキルを学んでいます。これから住宅が余って行く世の中になりますので、優良な中古住宅の流通を活性化させていく必要もあるのです。



 

一年を通して8回の授業を受けるのですが、今回はその6回目。第一講義では「防火性能の改善と対策 防火の基礎と火災時の安全性」と題して、安井昇さんに講義して頂きました。家の構造が木なのか鉄なのかコンクリートなのかということは防火上重要ではなく、出火源まわりの内装が重要ということが良く分かりました。

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第二講義は「設備の劣化診断と対策 配管設備Q&A」と題して、清水基之さんと古川泰司さんに講義して頂きました。設備屋さんである清水さんの話がとても面白く、使用する材料の判断基準や施工性の良し悪しなど、現場の声として説明して頂けたのがとても分かりやすかったと思います。

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第三講義は「住宅改修における高齢者対応 高齢化社会と住宅改修のニーズ」、第四講義は「高齢者対応の実践と実例 バリアフリー改修の実践実例」と題して、溝口千恵子さんに講義して頂きました。溝口さんはケアマネージャーさんからの仕事を良くやられているので、現場のリアルな話がとても参考になりました。

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お客様の要望をただ叶えるのではなく、そこに潜む表面化していないニーズを見抜いて顕在化させるのが我々建築家の仕事である・・・という溝口さんの言葉が印象的でした。

 

介護施設の不足から、これから益々在宅介護が増えて行くと思われます。もう少し私も専門スキルを身に着けてこの様な仕事もドンドン手掛けて行きたいと思います。