大黒柱の伐採@大工の家
- 2014年03月31日
- 興津川木の家プロジェクト
怒涛の3月が今日で終わり。やっと終わったと言うべきか、終わってしまったと言うべきか・・・忙しいからと自分に言い訳をしてブログをあまり更新しなかったことは反省しております。今年度を締めくくるブログ記事は、3例目となる興津川木の家プロジェクトについて。
昨日の嵐のような天気が一転して、今日は暖かく本当に良い天気でした。大黒柱として使用する柱の選定と伐採作業をしに、お施主様でもある社員の大工さん家族と共に、興津川の上流部に位置する大平という地区の山に行ってきました。
工事自体はまだ先ですが伐採場所近くにお茶畑が多く、お茶の季節になると伐採した丸太を積んだトラックが通れなくなってしまうので、少し早目に伐採作業に入ることになりました。
木こりさんが山主さんから受けている伐採エリアの中から、大黒柱として使用可能な木を選定してもらい、お施主さんと共に切り倒します。
約60年近くこの山で成長してきた木に対する感謝の気持ちと、これから始まる工事の安全と、家族の健康を祈願して、参加者皆さんで二礼二拍手一礼をして神様に挨拶をして、いよいよ伐採です。
お施主様にもチェーンソーと楔打ちを手伝って頂き、無事に伐採することが出来ました。
伐採された木を所定の長さ(約3m)に切り出しておきます。木口に記念のサインをして、次の工程の製材所に引き渡します。大工自らが切り出した木が、木こり→製材所→加工所→現場と各工程の皆さんの想いが詰め込まれてまた大工の手元に届きます。そんな想いをより深めて頂こうと、興津川木の家プロジェクトに関わる皆さんと一緒に山で記念撮影を!!
最後に製材を担当して頂く影山木材の影山社長より、”ありがたい木のお話”をして頂き、今日のイベントは終了しました。数か月後に家が完成し大黒柱を眺めた時に、今日の事を少しでも想い返して山の事を考えるきっかけにでもなればいいなと思います。