樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

防音工事リフォーム

階層ごとに世帯が分かれている二世帯住宅のお宅で、2階の足音・気配が気になるということで、数日前より防音工事を進めております。新築時にピアノやギターを演奏するための防音室は何件か工事をさせて頂いたので、そのノウハウを活かして計画しました。



 

2階の床組の構造からしたら、多分大丈夫ではないか?と思われる組み合わせでしたが、作り手の基準とお客様の基準は違います。もちろんお客様の基準に合わせて、少しでも音が低減する方法を探らないといけません。

 

言い訳ではないのですが、音の問題は難しいです。というのは、防音工事をしたからと言って、音が”ゼロ”にはならないからです(大規模な工事をすれば限りなくゼロに近づくかもしれませんが・・・)。今聞こえている音を、どれだけ低減することが出来るのか?低減した結果、お客様の基準をクリアーしているかがカギとなるので、こうすればOKという答えが明確ではないのです。

 

今回の工事では、1階の天井の一部をめくり、音を吸収させるためのグラスウールを敷き込み天井を復旧しました。やはりこれだけでは不十分ということで、天井面に防音シートを張り付け、野縁で抑え、野縁の間にクラスウールを詰め込み、天井を復旧するという方法で施工しました。

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OKを頂けると良いのですが・・・