樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

しずおか健康・省エネ住宅推進協議会

昨日は午前中にお施主様と山に大黒柱の選定に行ってきた後に、午後からグランシップで行われた事業説明会に参加してきました。~健康と住宅の関係性から長寿社会を考える~という表題で開催された会では、慶応義塾大学の伊香賀先生の基調講演に引き続き、健康・省エネ住宅を推進する国民会議の上原理事長からの事業説明がありました。

 

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我々が提供している大功の家は、住まわれている皆様は実感されているかと思いますが、夏快適で冬は暖かな家です。しかも家の中で部屋ごとの温度差が少なく、暑さや寒さを感じにくい温熱環境となっております。換気計画されたダクト式の換気装置の為、カビなどの菌や湿気などが溜まりにくい空気環境にあります。

 

私も大功の家で暮らしているので良くわかるのですが、朝起きた時に寝室の室温がほぼ外気温と同じだった実家での暮らしと比較しても、格段に良い環境で健康で暮らすことが出来ていることを実感しています。

 

この違いをただの感覚的なことで終わらせないで、医療・福祉・研究機関と連携して高齢者等の健康にかかるデータの収集・分析等を行って、静岡の地域の健康と省エネの課題を解決して、医療介護費の抑制、地域の再生と活性化に貢献することを協議会は目指しているようです。

 

ちなみに静岡のある東海地方は暖かい環境でとても住みやすそうな印象をお持ちかもしれませんが、心疾患が四国地方に次いで2番目に多く、脳血管疾患が中国、四国地方に次いで3番目に多く、呼吸器疾患が九州沖縄、四国に次いで3番目に多いのです。どうやら温暖地ほど断熱性能が悪い住宅が多いのが原因のようです。

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交通事故者数が年々減少して年間7000人ほどになっているのに対し、家庭内での事故死が年間14000人を超えています。断熱性能や気密性能や換気能力が程ほどの家で、家庭内での事故死に怯えながら高額な医療費を払い続けて行く生活と、断熱性能や気密性能や換気能力が高い家で、健康で病院にかかることも少なく、安心して長生きできる家と、どちらを選ぶべきかは言う必要もないかと思います。

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とても興味深い内容に取り組む協議会のようなので、参加する方向で検討したいと思っております。