樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

木材のカスケード利用

前回のブログにてお話した木材のカスケード利用。ウィキペディアによりますと、「資源やエネルギーを利用すると品質が下がるが、その下がった品質レベルに応じて何度も利用すること」とあります。



 

木材に関して言いますと、山にある木を伐採→製材所にて柱等に加工(この工程でチップが出る)→建物の建設→解体・廃棄→チップとして再利用(一部焼却)といった流れになります。長年木が蓄えてきた二酸化炭素の貯蔵効果をより持続的に発揮させていくためにも木材のカスケード利用を促進していくことが重要です。

 

先日参加させて頂いた静岡木質バイオマス研究会には、山の木を伐採する方(鈴木林業さん、ソマウッドさん)、製材・加工する方(影山木材さん)、建設する私(大功建設)、チップをエネルギーとして再利用する方(もくぺれさん)と、木材のカスケード利用に係る全ての方が参加しているとても珍しい研究会です。

 

富士山木造住宅協会の森林認証材委員会も、山の日本製紙木材さん、製材所の富士ひのき加工協同組合さん、加工するマルダイさん、建設する我々工務店が参加しておりますが、エネルギー関係の方は参加しておりません。

 

この研究会の構成を活かして、木の魅力を一般の方に分かり易くお伝えできる活動を続けていきたいところです。