木こりツアーで森と触れ合う
- 2014年04月19日
- SGEC森林認証材委員会 | 子ども達
弊社が所属する富士山木造住宅協会の森林認証材委員会で開催した「木こりツアー」にお客様と参加してきました。今回の木こりツアーは時期的にもヒノキの苗木の植林がメインでしたが、木こりの皆さんに来ていただいての伐採体験、マイ箸作りの木工教室を追加企画して森での活動を充実させ、その後製材所見学という流れで楽しんできました。
前日のシンポジウムの後という事で、私的にはタイムリーなイベントでもあり、木こりのソマウッドの久米さんとは二日連続のお付き合い。久米さんに間伐する事の意義、地元の木を使う事の大切さを話して頂いて、参加者の皆さんで力を合わして実際に木を一本切り倒しました。木を切り倒すことの大変さを感じて頂いたのではないでしょうか?
また、各地域の防災倉庫の中に有るというチェーンソーの体験を皆さんで実施。少しの振動は有りますが、意外と簡単に切れることを体験。もしもの時のために、一度使っておくのも大切ですね。
続いてカンナと紙やすりを使ってのお箸作りをして頂きました。今回の木はヒノキの木。カンナで好みの太さまで四方を削っていき、面を取ったら最後にやすりをかけて滑らかにしていきます。皆さん夢中になってツルツルに仕上げていました。子供がカンナを使うのは冷や冷やものでしたが、子供達の中では一番楽しかったイベントだったようです。
続いてメインの植林体験。100本以上のヒノキの苗木を参加者の皆さんで植えつけました。苗木には表と裏があるのですが、裏の白い面を南に向けることで成長過程でひねりが治り、まっすぐに成長していくようです。根を広げて土を被せ軽く引っ張りながら踏み固めていきます。
木こりの皆さんも意外と植林は初体験のようでした。「200本は一人で植えないとお金にはならないよ~」という誰かの掛け声で皆さんのペースもどんどん上がり、気が付けばあっという間に植込みが完了しました。植えこんだ周辺に記念のプレートを建てこんだのですが、「く」が反対だし。。。
運動した後は、皆さんお楽しみのお弁当タイム!!協会でトン汁を用意したのですが、先ほど作ったお箸を使ってお弁当とトン汁を食べて頂きました。小雨が降りだし気温も下がってきたところでしたので、暖かなトン汁はお腹にしみて最高でした。次回も宜しくお願いします。
お昼休みの後は、切り出した丸太が運ばれる富士ひのき加工協同組合の製材所に移動しての工場見学。初めて見る機械に参加者の皆様も興味津々。組合の方の説明も上手で、皆さんドップリ聞き入っていました。恒例のたわみの順番つけクイズも行いました。景品の富士ひのきの精を求めて皆さん真剣にたわみのチェック。ヤング係数の違いがこれほど違うのかも体験して頂けたのではないでしょうか。小雨が降って寒かったのですが、楽しく見学させて頂きました。
体を使ったので、私はクタクタ・・・帰って速攻寝てしまいました。。。
次回は8月2日(土)の伐採&工場見学。恒例のカブトムシの掴み捕り大会も行う予定となっています。森や木こりと触れ合える貴重なイベントです。皆さんお気軽にご参加くださいね。