樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

工務店が知るべき事

静岡木質バイオマス研究会の定例会に参加してきました。先月の木こりの株式会社ソマウッドの久米代表の講演に引き続き、その川下にあたる製材所の株式会社影山木材の影山秀樹社長の講演でした。ソマウッドさんや影山木材さんとは、現在進行中の興津川木の家プロジェクトでご一緒させていただいております。



影山木材さんが取り組んでいる”木魂祭”や今回のプロジェクトなど、我々工務店やその下のお客さんをとても意識された製材所であると常に感じておりました。現に地元工務店との取引も年々増えているようです。講演の節々に先を見据えた経営をされていることが垣間見え、流石だな~と思いながら講演を聞かせて頂きました。

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会場には久米さん以外の山の方、設計事務所、工務店、NPO等、色々な立場の方が参加しているので、講演後の質疑の時間が面白い。もちろん講演の内容も私にとっては大変興味深い物でしたが、ポロッポロッと質疑の会話の中で出てくる”本音”は、工務店ではなかなか知りえない情報だけに、とても勉強になりました。と同時に、現在取り組んでいる興津川木の家プロジェクトの仕組みそのものが、現在抱えている山の問題点の解決策に成り得そうな感じも受けられたので、一歩前に進めた感じがします。

 

我々工務店が知るべき事、知らなければいけない事は、まだまだ沢山あります。昨日のような勉強会にもっともっと工務店の人間が参加して、山への意識・認識を深めて行ければ良いのですが・・・

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貴重な場をご提供いただきまして有難うございました。