山との距離を近くに感じて
- 2013年10月08日
- SGEC森林認証材委員会 | 興津川木の家プロジェクト | 静岡木質バイオマス研究会
本来ならば今日も午前中はターミメッシュ工事に汗を流していたところですが、昨日みんなが頑張ってくれたお蔭で、今日の作業は無し。その為午前中は現場段取りやら内業やら、有意義に時間を使うことが出来ました。
午後からはマルダイさんの売り出しに出かけ、16時から富士山木造住宅協会森林認証材委員会、19時から静岡木質バイオマス研究会の定例会に参加してきました。
森林認証材委員会では先日開催することが出来なかった木こりツアーの反省と、11月2日の秋の森づくり県民大作戦のイベントの話がメインでした。
「どのようにしたら魅力ある木こりツアーとなるのか?」
SGECという素晴らしい取り組みをもっともっとPRして行かないと、単に「木こりツアーに行きませんか?」だけでは、なかなか集客を得るのは難しい現状です。「木を切る事で、どれだけ山が豊かになるのか」という事を、一般消費者の方に伝える活動をもっと我々工務店がしていかなくてはいけません。
そんな山の話をする為には、山の事・林業の事・木こりの事を勉強する必要があります。今日の静岡木質バイオマス研究会の定例会は正にタイムリーなネタで、清水で林業を営まれているソマウッドの久米代表の話を聞くことが出来ました。ソマウッドさんのHPを読むだけでも、山との距離を近く感じることが出来ますし、久米代表の山を想う熱い気持ちを感じることが出来ます。
そんな熱い想いを持った木こりがいるからこそ、私もその想いに共感し、現在進行形の興津川木の家プロジェクトが成り立っているのだと思います。今日の久米代表の話で特に印象深かったのは、木こりは山主さんや製材所だけを見ていたのでは駄目で、その下の工務店、家を建てるお施主様の事も考える必要があるのだという事、山主さんの為に山の資産価値を高めるサービスを模索されているという事です。
逆に、我々工務店は川上の山の事・木こりの事をどれだけ考えて家づくりが出来ているのか?我々が勉強し現状を把握していなければ、家を建てるお施主様が山の事・木こりの事を知る機会は限られてしまいます。もっともっと我々工務店は木こりの方との接点を持つべきだと思うのですが・・・・
木の金額が高いだの安いだの言う前に、木の家を建てていますと言う前に、もっと勉強していきましょう!!