樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

省エネ講習会を開催して

昨日ですが、令和3年度国土交通省補助事業

改正建築物省エネ法の講習会の講師として

工務店・設計事務所相手に話をしたのですが

少し感じたことをまとめたいと思います。



 

皆さまご存知の通り、日本は昨年の10月に

2050年カーボンニュートラル

(2050年までに温室効果ガスの排出を

実質ゼロとすること)を宣言しました。

 



 

そこで我々が手掛ける住宅・建築物の

2050年までのあり方が示され、

それに向けて省エネ対策を進めていくのですが、

参加者の方の一部の声ではありますが

意識の低さに驚かされ、唖然としました。

 

殆どの方が設計事務所の方でしたが、

こんな質問があがりました。

「省エネの家は金額が高くなる、

お客様の理解を得られるのか。。。?」

「省エネ計算は複雑なルートはやりたくない、

簡単な計算で良いんじゃないか。。。!」

 

 

あなたはダレ目線で設計していますか?

 

と、逆に質問したくなりました。

複雑な計算をして正確な省エネ性能を把握し

将来にわたってのライフサイクルコストを

考えれば、省エネの家がどれだけ優れていて

地球環境にも優しいのか、

少し考えれば分かると思うのですがね。。。

 

 

建築業界に携わる人達の意識が変わらなければ

2050年のカーボンニュートラルの達成は難しく

2025年の省エネ基準への適合義務化ですら

スムーズにクリアー出来ない予感。。。

 

 

マジにヤバいぞ!

 

 

来年も講習会が続いていくので

少しでも意識が変わる工務店・設計事務所が

増えることを期待しております。

 

 

誰が設計し、誰が建てるかが重要ですね!

省エネの家は!