樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

ヒートショックが無い住宅環境をめざして

2年前に私の大学時代の親友が亡くなりました。

当時46歳でした。

旅行先のお風呂場でした。。。

今でも信じられません。

 

 

死因はハッキリと分らず、心臓に起因するものということでしたが、

状況を聞くと、ヒートショックの疑いが強いのではと私は思っています。

 

 

皆様もイメージでは暖かい家ほどヒートショックのリスクは少ないと

感覚的にご理解いただけていると思いますが、

最近では、色々な実証データがまとめられて、そのことが検証されております。

 

 

人間、温度差が3度くらいあると、寒い!熱い!と体が感じると言われています。

温度差が少なかったとしても、ベースとなる温度が低いと健康への影響もあると言われているので、

脱衣所や浴室の温度を少なくとも18度から20度くらいにしたいですね。

出来れば20度から22度あると最高です。

 

 

が、何度もこちらのブログでもお伝えしてきましたが、

日本の現行の省エネ基準(長期優良住宅)では、なかなかその温度に行きません。

施工精度が悪ければ、10度くらいの家になりかねません。

いかに現状を把握して、プラスアルファの仕様を考えて確実な施工をしなければ

十分安全な家にはならないのです。

 

 

 

有難いことに、多くの断熱改修工事のリフォームのお話を頂いております。

少しでもヒートショックの事故が減るように、ご提案させて頂きますが、

早く家中どこでも18度以上の家が当たり前の世の中になるように

業界としてもレベルアップしていかないといけませんね。