木こりツアー★伐採・植林体験&製材工場見学
- 2017年04月24日
- SGEC森林認証材委員会 | 木こりツアー
一般社団法人JBNの静岡県の下部組織である「富士山木造住宅協会」の中で、特に「地元の木」というフレーズに魂を燃やしている十数社で構成する「森林認証材委員会」が主催する木こりツアーが今年度も始まりました。
春のこの時期は、木々が水を吸い上げる時期という事もあり、いつもの伐採体験のほかに、ヒノキの苗木の植林も体験して頂きます。2年前に我々が植えた苗木も、シカに所々食べられてしまっていましたが、スクスク育っていました。
今回の木こりツアーにも大変多くの方々に参加して頂きました。その中にはナント!! 千葉県からの参加者も!!(初の県外参加者?)専門学校で木工などを学んでいて、その素材となる木が、どのように生産されているかに興味があったようで、始発の電車に乗って参加してくださいました!! また、今年初めの「オクシズ」のイベントで知り合った方や、大功の家のオーナーさんご家族等、本当にありがとうございます。
この木こりツアー、実は既に8年くらい継続していて、先日「ウッドデザイン賞」なるものを受賞した取り組みでもあります。私が継続してお客様にご案内しているのには幾つか目的があります。
ひとつは、お客様に山を、林業の事を知ってもらいたいから。
もうひとつは、林業に従事する木こりの皆さんに、お客様の顔を知ってもらいたいから。
興津川木の家プロジェクト(お施主様と山に行き、木こりの皆さんと一緒にお施主様に木を切り倒してもらい、それを用いて家を建てる取り組み)の1棟目の構造見学会に木こりの皆様をご招待した時に、
「木こりとして、これまで50年60年と育ってきた木を切り倒す(命を絶つ)ことに罪悪感を感じていたけど、初めて自分たちが切り倒してきた木が使われている現場を見て、家の柱として木々が生き返っているように見えました。切り倒していた山の風景が見えますよ。今まで言われた木をただ倒していたけど、お施主さんが山に来てくれたことで、この木は〇〇さんの家で使われる木になるんだ!!といったモチベーションが上がりました。ありがとうございます。」と言われたことがありました。
お客様が山に行くことが、生産者側にも家を建てる側にも、色々なメリットがあるんだなーと思えてから、積極的に参加するようになりました。
新入社員と参加して下さったソマウッドの久米社長の饒舌トークが森に響き渡ります。参加された皆さんの反応が良かったのか、トークに熱がこもりすぎて時間が・・・(笑) ソマウッドさんに適切に管理されている山なので、しっかりと地面まで太陽の光が届き、明るい森になっています。まだまだ森は成長していきますね。
少し押し気味でしたが、皆さんで頑張って植林も体験してもらいました。比較的柔らかな地盤だったようで掘りやすくあっという間に植わりました。
スコップの使い方が・・・要指導!!
子供たちが植えた木を使っていつか家を!!といった、壮大なロマンを感じながら、皆さんで楽しくランチタイム。今回も委員会から皆さんに温かなトン汁のサービスを。
午後からは、切り出した丸太がどの様に製材されて家の材料になっていくのかの工場見学に、富士ヒノキ加工協同組合さんに行きました。
1本1本の品質管理を怠らず、とても品質の高い材料をいつもありがとうございます。
次回は8月5日(土)です。申し込みは、こちらのHP よりお願いします。