樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

住宅医スクール@富士 

来年度から住宅医スクールが富士市で開催されます。今年度はプレスクールを開講して、来年度の本講義で学べる内容をちょこっと先立って勉強することが出来るので、先日勉強しに行ってきました。



 

「住宅医」とは読んで字の如く住宅のお医者さんのような人。ストック社会が求められている今、既存住宅の有効活用がとても必要です。そこで既存住宅の現状を把握するための調査診断技術を学び、改修設計施工技術に優れた人材が必要となります。既存住宅を新築住宅に近い性能に向上させるための高い知識と技術と実践力を併せ持った人が「住宅医」であり、そのスキルをスクールで学ぶことが出来ます。ちなみに私は昨年の浜松スクールで住宅医スクールを無事修了しました^^

 

一年を通して8日間24講義を受けるのですが、建物調査と診断レポート、構造に関する診断、木材の材料知識、シロアリ予防、構造計算、温熱環境、設備診断、防火、高齢者対応、契約実務、マンションリフォーム、改修実務・・・等、家に係る全ての事を学ぶことが出来ます。単なる水廻りの交換のようなリフォーム工事を住宅医では対象としているものではありません。専門的な知識は殆ど要らないですからね。。。

 

今回のプレスクール1回目の講義では、「木造建築病理学と住宅医」をMs建築設計事務所の三澤文子さんに、「熊本被災建物調査緊急報告」を滝口泰弘建築スタジオの滝口さんに、「木造住宅関連施策の動向とその対応」を岡庭建設㈱の池田さんに講義して頂きました。常に最新の情報を得ることは良い刺激になりますね!!

2016-07-20 13.42.19_R 2016-07-20 15.40.58_R

 

今回も大変勉強になりました。知識を深めてより良い大功の家となるように、実務に反映させていきたいと思います。