樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

梅雨の時期、洗濯物が乾かなくて困っていませんか?

雨が続くこの時期、洗濯物が中々乾かなくてお困りの方も多いのではないでしょうか。家の中に干しても何となく湿った感じが残っていて乾燥機を使うことになった・・・とか、お風呂の中で乾燥機をつけている・・・とか、洗濯物の近くで除湿器を動かしている・・・とか、かなり電気代を消費しながら苦労している方も多いはず。



 

余計な動力を使わずに家の中でも半日で洗濯物が乾く、そんな家があったら良いと思いませんか?

 

大功の家は実はそんな家で、我が家の場合も夜9時頃に洗濯物を干して朝には殆ど乾いている状況です。もちろん乾燥機や除湿器は使っておりません。

 

洗濯物を効率的に乾かすのには、洗濯物の周りの空気を動かすことが効果的とも言われています。窓を開けて風を通してもいいのですが、夜間や不在時の防犯性の問題があったり、外の湿気が多い空気を家の中に入れるのも少し抵抗があります。扇風機などはとても効果的ですが、大功の家の秘密は他にあります。

 

実は家の人は何も気を付けることは無く、窓を全て閉め切って普段通りの生活のままでOK!! 家の中の空気が体で感じないくらいの速度でゆっくりと動いていて、2時間に1回の割合で家の中の空気が全て入れ替わる仕組みになっています。

 

「2時間に1回の割合で家の中の空気が入れ替わる」というのは、シックハウス法が始まってから実はすべての新築の家で換気計画として計画されているものですが、計画通りに換気されていない家がほとんどの状況です。

 

何故か?換気装置を止めてしまっている直接的な原因もありますが、実は家の気密性能が低い家が殆どだからです。気密性能とは、簡単に言うと家の密閉性をC値という値を用いて表したもので、高気密住宅と一般に呼ばれているのはC値が2.0㎠/㎡以下のものです。

 

ですが、下のグラフでも分かりますように、高気密住宅と呼ばれるC値2.0㎠/㎡の家でも、給気口とよばれる家の中に空気を入れようとしているところから50%の空気しか入ってこなくて、残りの50%はサッシの隙間や壁の隙間から家の中に入って来ている状況です。これではせっかく空気の流れを考えた換気計画をしても机上の論理で終わってしまいます。

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現在建築中の村松原の家で建築途中の気密性能を計ったところC値0.2㎠/㎡という値でした。グラフを見ていただくと95%くらいの空気が給気口から入っていることになりますので、私の思うように空気を動かすことができるのです。実はこれが洗濯物がカラッと乾く大功の家の秘密です!!

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現在新築中の方、これから家を建てようとする方、是非建築会社に言って気密測定をしてみてください。費用は8万円前後です。C値をいくつ以下にしなさいという基準が法的にもないので、それを理由に断るところもあるかもしれませんが要注意!!

 

高気密住宅とうたっている会社ですら50%は訳も分からない隙間から家の中に外気が入って来ているということは、夏場に外の湿気を含んだ空気も壁の中に入ってくるということ。つまり壁の中の見えないところで結露するリスクが高まっています。結露した水が柱や土台を腐らせ、シロアリをおびき寄せ、カビが繁殖して、家の人が痒くなったり咳き込んだり・・・怖いですねー!!

 

大功の家では建築途中に1回、断熱工事が終わった段階で1回の合計2回の気密測定を義務付けています。所定の数値をクリアーしないと次の工程に進むことができません。断熱材が隙間なく確実に取り付けられ隙間がないことを確認してから、内部の壁を仕上げていきます。そして完成引渡し前にもう一度測定し確認しています。

 

ちょうど今、気密測定が終わり、壁の中が見える状況ですので、大功の家の秘密となる部分を皆様に見ていただきたいと思いまして、お客様のご厚意の元、構造見学会を開催させていただくこととなりました。

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毎回のことですが、地元静岡市の木をふんだんに使用した骨太構造の長期優良住宅で、耐震等級は最高の3、階層で世帯を分けた二世帯住宅で国土交通省の三世代同居に対応したお宅でもあり、各種補助金も活用しております。

 

まだ建築途中ではありますが、玄関を入ったときに感じられる洞窟の中にいるかのような涼しい輻射熱を感じに是非会場までお越しくださいませ。当日、多数の方のご来場が予想されますので事前予約していただけると助かります。

見学申し込みは ➡➡➡ こちらから