ネット・ゼロ・エネルギー住宅に向けて
〇〇住宅・・・今までも色々あって、皆さんも訳が分からなくなっているのではないでしょうか。長期優良住宅、低炭素住宅、Q1住宅、高気密高断熱住宅、省エネ住宅、スマートハウス、エコハウス・・・そしてゼロ・エネルギー住宅。
ゼロ・エネルギー住宅を、ネット・ゼロ・エネルギーハウスとかZEH(ゼッチ)とも呼びます。3.11の東日本大震災以降、住宅業界もエネルギーに対してやっと真剣に考えだしました。
どんな家がゼロ・エネルギー住宅なのか?
簡単に言えば、家の中で使われるエネルギーと作りだされるエネルギーの差がゼロになる家です。
断熱もほどほどでスカスカな住宅でも太陽光発電を沢山乗せればエネルギーの差がゼロになることもあります。が、これっておかしいですよね!!
そこで色々と基準が設けられているのですが、簡単に言うと、決められた断熱性能を持ち、エネルギー効率の高い住宅設備などを設置し、太陽光発電にあまり頼らないような住宅とされています。
数年前、長期優良住宅の法律が施行されたとき、これからは長期優良住宅がスタンダードになると言われて、現在その通りになりました。今、ゼロ・エネルギー住宅という言葉を良く聞くようになり、数年後は間違いなくスタンダードになります。
実はこの流れ、国が定めたロードマップに則ったもので、政府によると2020年までにネット・ゼロ・エネルギーハウスを標準とする目標を掲げていて、2030年には新築住宅の平均でネット・ゼロ・エネルギーを目指す計画となっています。
という事で、大功の家も半分以上はネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)にしていかなくてはならないと考え、経済産業省が掲げるZEHの要件の中に有るHEMS(ヘムス)の勉強をしてきました。
数年後、スタンダードになり得る家に住んでいなければ住宅の資産価値に差が出ます。今を良しとするのではなくて、10年以上の先を見据えた家づくりをお客様に提案できるよう、勉強や情報収集は欠かさないようにしていきたいと思います。