医療と住まい
- 2015年01月19日
- ソーラーサーキットの家
「医療と住まい」と題した講演会を聞きに名古屋まで行ってきました。断熱性能が高く、家の中で温度差の無い家ではヒートショックなどのリスクが少なく、安全に健康に暮らすことが出来ると一般的に言われています。
今回講演してくださったのは、脳神経外科のエキスパートであり、ソーラーサーキットの家に住まわれている深谷賢司先生。医師としてお施主様として、とても興味深いお話をして頂きました。
快適な老後の事を考えて家を建てていますか?30歳で家を建てたとして、定年やローンが完済する65歳まで建て替えの必要のない家に住んでいますか?老後に高い家賃の福祉施設に入らずに快適な自宅で過ごしたいと思いませんか?
これらの事を中心に、とても分かり易く、医学的な話を踏まえて、ご自宅の事やご家族の暮らしについて話して下さいました。
ソーラーサーキットをベースとした大功の家は、定期的にメンテナンスをしていくことで、100年近く建て替えが必要ない状態でいられると思います。どんな家(充填断熱も外断熱でも)でも施工が確実に行われれば同様の期間大丈夫だと思いますが、断熱工事の施工性が良く、気密が取りやすく、壁体内を含めた結露のリスクが少ない外断熱工法は、やはり木の家との相性は抜群だと思っています。
家族が健康でいられるためには、家が健康でないといけません。家の中で温度差が原因としてお亡くなりになられる方が毎年1万人近くいる現実を考えると、温度差が少ない家にすることは最優先事項。気密性を高め(私的にはC値0.4以下)換気装置の性能を十分に発揮できる状態にしてカビや結露の発生を防ぎ、気管支系の病気のリスクを減らす事も忘れてはいけません。
家と健康の関係は、これから間違いなく注目されて行くところだと思います。長期優良住宅のように長く暮らすことが出来る家が増えてきた今こそ、健康面にも配慮した家づくりを考えてみては如何でしょうか。