静岡市清水区山切の現場にて興津川木の家プロジェクトとして3棟目の家が上棟いたしました。お施主さんは弊社の社員大工の”しんちゃん”。入社9年目にして家を建てる事になり、雇用する側の立場としては、一般のお客様とは何となく違った、感慨深いものがあります。



 

何度がブログにてご紹介してきましたが、興津川木の家プロジェクトとは、お施主様と共に山に行き、木こりと触れ合い語り合うことで地域材の利用の必要性を知ってもらい、お施主様が木こりの指導の下で切り出した木を大黒柱として使用した家づくりを行う取り組みのことです。

 

興津川の木を使うのは、清水区で家を建てるのであれば清水区民水を供給する水源の山の木を使うことで、適度な伐採が促進されて、結果水源保護に繋がるのではないかと考えたからです。我々小さな工務店1社だけの取り組みだけではなかなか目に見えた結果は得られにくいかもしれないので、同様な取り組みが同業者の中で広がっていくことを期待しています。

 

今回も施主自らが山に行って切り出した木を製材し、7寸位の見事な大黒柱となって家を支えてくれています。仕事の合間の昼休みに、せっせせっせと自分で書き綴ってきたプランが形となり、これから自分の手で仕上げて行くことが出来るのも大工の特権。自分が切った木で、自分で設計し、自分で家を建つというロマン溢れるストーリーを少し羨ましく思います。

　

 

3間半×3間半のとてもコンパクトな間取りで、オール真壁＆梁桁化粧という、材料をあまり振り回せない状況に大工のシンちゃんもピリピリモード!!（他の現場でも頼みますね～）



 

材木業者さん（マルダイさん）から、益々繁盛の2升5合のめでたいお酒を頂いたのですが、あまりに凄すぎて社長の1升瓶が小さく見えますね・・・



 

色々な人たちの力をお借りして家が建つということを身に染みて感じることが出来るかと思いますので、これからが大変かと思いますが、シンちゃん頑張ってくださいね。おめでとう!!

 

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