樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

木で未来をつくろう! in 静岡

木材利用ポイント事業の全国47都道府県縦断シンポジウムのパネラーとして僭越ながら登壇し、地域材の有効活用についてお話してきました。



 

表向きは木材利用ポイントの普及拡大を目的としたシンポジウムでしたが、実際には地域材を如何にして使ってもらうかという事を皆さんで話し合いました。

 

シンポジウムの前半には、林野庁関東森林管理局次長の上野司郎さんに、地域材利活用の促進に向けて国の木づかい施策等についてお話頂き、後半は、静岡新聞社・静岡放送シニアプロデューサーの澤木久雄さんコーディネーターのもと、講演頂いた上野さん、株式会社ソマウッド代表取締役の久米歩さん、SBSパーソナリティーの長谷川玲子さんと私の4人でパネルディスカッションを行いました。

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上野さんは行政の立場で、久米さんは木こりの立場で、私は工務店の立場で、長谷川さんは消費者の立場で、①静岡県の林業の現状と県産材活用の意義、②県産材需要拡大のための木材利用ポイントの制度活用、③消費者と木(森)の関わりを深めるために、木(木造住宅)の魅力をどう伝えるかの3テーマに絞って話し合いました。

 

私自身パネルディスカッションの経験は2回目。前回はしずおか優良木材支援制度の事業者研修会で業者さん向けに話したので、一般の消費者の方に話すのは初めて。如何に分かり易い言葉で話すか気をつけたつもりですが、如何だったでしょうか?

 

清水(興津川)の木で、清水の工務店が、清水の土地に家を建てる、地産池消の取り組みの興津川木の家プロジェクトに久米さんとも関わりを持っていたので、その事を中心に話を進めました。私もそうでしたがお客様と山に行き、森に入り木こりの皆さんと話をすると、木に対する関心・愛着・価値観が180度変わります。ただ単に地域材を利用するだけでなく、地域材を活用していく意義や山の事、木こりの顔を思い描きながら木の温もりに触れながら生活できる幸せは中々味わえません。

 

消費者の方に一番近い立場にある工務店の我々が山との仲介役となり、両者が近づいていける仕組みやイベントをどんどん企画・情報発信をしていく必要性をこのシンポジウムを通して再認識したところです。

 

4月19日(土)の静岡新聞に小さい記事でしたが今回のシンポジウムの事が掲載されておりました。5月17日(土)の静岡新聞の紙面にも今回のシンポジウムの様子が詳しく掲載されるようですのでお楽しみにしてください。また、来週水曜日のk-mixおひるま協同組合の番組内の12時半頃に私と久米さんのインタビューが放送されます。こちらもお楽しみに!!

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