樹と幹と

大功建設 社長 大瀧浩司のブログ。家のこと、木のこと、子どものこと・・・日々の想いをつづります。

省エネルギー設計者講習

一昨年から始まった国土交通省補助事業の住宅省エネルギー施工技術者講習会で、私は講師としてお手伝いさせて頂いております。東京オリンピックの年の2020年には省エネ基準に適合していない住宅の建設が出来なくなってしまいます。そこで大工・工務店に適正な断熱施工技術をしてもらう為に本講習会が開催されております。



 

これまで大工・工務店が対象だったのですが、小さな工務店では確認申請等の申請業務は全て設計事務所にお願いしている現状を踏まえると、設計事務所の方にも新しい省エネ基準の理解が求められるようになります。そこで今年から設計事務所の方を対象とした、省エネルギー設計者講習会が追加で開催されることとなり、”設計”に関しても私が講師を務めさせていただくこととなりました。

 

何度か計算したことがあればそんなに難しい計算ではないのですが、全く計算したことがない方には頭の整理が必要です。これまでのQ、μの他にも、λ、R、U、UA、ηA、q、mc、mH、H、ν・・・・・といった記号が多く出てきて、何て読むの?という所から戸惑ってしまいそうです。

 

適正に省エネ設計された住宅を適正に施工したとしても、必ず省エネの家になるわけではないのですが、省エネの家になるための必要条件になるので、適合義務化までに少しでも多くの大工・工務店・設計事務所の方々のステップアップのお手伝いが出来るように努めていきたいと思います。